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モダンアート(近代美術)とは?コンテンポラリーアートとの違いを簡単解説!

2025 7/25
ART
2025年7月1日2025年7月25日
  • 「モダンアートって、なんだか難しそう」
  • 「近代美術と現代アートってどう違うの?」

そんな疑問を持ったことはありませんか?

本記事では、モダンアート(近代美術)とは何かを分かりやすく解説しながら、コンテンポラリーアート(現代美術)との違いや歴史的背景を紹介します。

代表的な作家や技法の特徴まで幅広く解説しているので、芸術に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

目次

モダンアート(近代美術)とは?

モダンアート(近代美術)とは、19世紀後半から20世紀中頃(一般的に1860年代〜1970年代)に制作された芸術作品を指す用語です。

宗教画や貴族の肖像画などの伝統的な美術様式から、実験的な精神 を重視した新しい芸術スタイル、思想の表現といえるでしょう。

モダンアートの出現の背景には“カメラの登場”が関わっており、「肉眼で見えるものを再現する技術の価値」が薄れたともいわれています。

つまりモダンアートは、美術史において従来の規範を破り革新的な表現に挑んだ時代区分といえるのです。

モダンアートとコンテンポラリーアートの違い

モダンアートとコンテンポラリーアートの違いは、その時代と芸術の性質にあります。具体的な違いは以下の通りです。

モダンアートコンテンポラリーアート
時代19世紀末〜20世紀中頃1960年代以降〜現在
主な関心視覚的な美しさ、技法の革新社会的・文化的メッセージ、問いかけ
表現の特徴絵画中心(印象派、キュビスム、シュルレアリスムなど)多様なメディア(映像、インスタレーション、パフォーマンスなど)
鑑賞の仕方技術や色彩を楽しむ背景やコンセプトを読み解く
代表的形式油彩画、彫刻などインスタレーション、映像、参加型アートなど
芸術の捉え方作品そのものの美しさを重視観る人の思考・感情を刺激する体験型

上記のように、モダンアートとコンテンポラリーアートは時代背景だけでなく、作品の目的や鑑賞スタイルにも明確な違いがあります。

モダンアートは、写実的な表現から離れながらも「美しさ」や「新しい描き方」に重きを置き、視覚的なインパクトや技巧の革新を楽しむ芸術です。

一方で、コンテンポラリーアートは何を描くかよりも、なぜそれを描くのかという問いが中心にあります。

つまり、モダンアートは「どう表現するか」、コンテンポラリーアートは「何を問いかけるか」という視点で捉えると面白いかもしれませんね。

モダンアートと現代アートの違い

モダンアートと現代アートは非常に近い性質をもつ芸術区分ですが、大別すると以下の違いが存在します。

項目モダンアート(近代美術)現代アート(Contemporary Art)
時代19世紀後半〜20世紀中頃1960年代以降〜現在
目的・テーマ視覚的な美しさ、技法の革新社会的・文化的な問いかけ、コンセプトの提示
表現の中心絵画・彫刻(印象派、キュビスム、シュルレアリスムなど)映像、写真、インスタレーション、パフォーマンスなど
鑑賞のポイント色彩や構図、筆致の工夫を見る背景にある思想や問題提起を読み取ることが重要
アートの役割観美しさや革新の追求(「どう描くか」)社会との対話・提起(「なぜこの表現か」)

モダンアートは、写実的で伝統的な美術から一歩踏み出し、「自由な表現」や「新しい技法」を探求し表現することが大切といわれています。

一方で、現代アートはモダンアートの歴史を土台にしながら一歩進み、「何を問いかけるか」「社会にどう関わるか」という思想的な側面が重視されるようになります。

作品の形式にとらわれず、多様なメディアを使い、観る人の感情や価値観を揺さぶるようなアートも増えてきました。

つまりモダンアートは見た目の革新、現代アートは意味や問いの深さがポイントです。

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【一目でわかる】歴史から見るモダンアートの特徴

モダンアートは、「技法の進化」だけでなく、その時代を生きる人間の価値観や社会の揺れ動きと深くつながっています。

例えばカメラの登場で“写実”が不要になり、アーティストは「見えるもの」ではなく「感じるもの」を描くようになりました。

戦争が起これば、「美」そのものを疑うようになり、既製品を“アート”と呼ぶことで、社会への皮肉を表現する人も現れます。

つまり、モダンアートは社会の変化に呼応して、芸術が新しいステージへと成長する過程なのです。一見難しそうに見えるアートも、時代背景を知ると「なるほど!」と腑に落ちる瞬間がきっと増えていくでしょう。

近代美術時の芸術活動

芸術運動とは、複数の芸術家たちが共通の思想や美的理念をもとに展開した、美術史のうねりのような流れのこと。

「このように描こう」「社会にこう問いかけよう」といった価値観の共有や表現方法の探求を通じて、それぞれの運動が時代に革新をもたらしました。

モダンアートの時代は芸術運動が連鎖的に起こり、既存の美術体制や価値観への挑戦が次々と展開された時代でもあります。

このように、モダンアート期の芸術家たちは「ただ作品を描く」だけでなく、制度・常識・社会そのものへの批評や提案を作品や行動として示す存在へと変化していきました。

これらの動きは、のちの現代アートにも大きく受け継がれ、

「アートとは何か?」という問いを根本から考える文化を育てたといわれています。

代表的なモダンアート作家を紹介!

では、モダンアートを語る上で欠かせない代表的な芸術家を3名、異なるジャンルから紹介します。

1.ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ

19世紀後半のポスト印象派を代表する画家ゴッホ(1853〜1890年)は、強烈な色彩と力強い筆致で魂の叫びをキャンバスに叩きつけたような作品が印象的。その作風は当時の常識から大きく逸脱しており、生前は評価されずに画家としての成功を得られませんでした。

しかし、ゴッホの描いた「ひまわり」や「星月夜」などの絵画は後世の表現主義や抽象芸術に計り知れない影響を与えています。特に「星月夜」の躍動感や色の輝きは、肉眼で見た風景を超えた芸術を生み出していますね。

2.パブロ・ピカソ

20世紀美術の巨匠パブロ・ピカソ(1881〜1973年)は、モダンアートの革新そのものを体現した天才。

スペイン生まれのピカソは写実的な古典技法を青年期には既に習得していました。しかし、そこに満足せず青の時代・バラ色の時代など画風を次々変化させ、最終的にキュビスムという革命的表現を創始した作家です。

つまりピカソは、遠近法や明暗法といった伝統を意図的に無視し、平面的でありながら立体感を感じさせる不思議な空間をキャンバス上に作り出した第一人者。その技法は今でも多くのアーティストに影響を与えています。

3.マルセル・デュシャン

マルセル・デュシャン(1887~1968年)はフランス出身で、「芸術とは何か?」という根源的な問いを投げかけた20世紀美術の異才です。

当初は画家として活動していましたが、1910年代半ばに従来の制作方針を大きく転換し、日用品をそのまま作品として提示するレディメイドというコンセプトを打ち立てました。

中でも有名なのが「泉」と題された男性用便器の作品。市販の陶製便器に架空の署名「R.Mutt」と制作年を記し、美術展に送り込みました。

美しさではなく「何が芸術か」を問うこと自体を目的としたこの挑発的作品は、当時の芸術界に大きな波紋を起こします。彼の登場によって芸術の概念は一気に拡張し、ポストモダン時代の幕開けを準備したともいえるでしょう。

モダンアートでよく見る表現技法の種類4つ

モダンアートには、伝統的な絵画にはなかったユニークな表現技法が数多く登場しました。ここではその中でも代表的な4つの技法を紹介します。

コラージュ

コラージュとはフランス語で「糊付け」を意味し、異なる素材を貼り合わせて新しいイメージを作り出す表現技法です。

技法自体は古くからありますが、美術作品として本格的に用いられたのは20世紀初頭、ピカソやブラックがキュビスムで新聞紙を貼り付ける実験を行ったのが始まりといわれてます。

絵が描けなくても取り組みやすい手法のため、コラージュはアート初心者でも比較的気軽に楽しめる表現技法です。

ドリッピング

ドリッピング(しずく垂らし)は、キャンバスに絵の具を筆で塗るのではなく上から垂らしたり飛ばしたりして偶然の模様を作る絵画技法。アメリカの画家ジャクソン・ポロックが1940年代に床に置いた大キャンバスへ缶から塗料を滴らせて描いたことで有名になりました。

従来はイーゼルに立てたキャンバスに向かって描くのが一般的。しかしポロックはキャンバスを地面に置き、四方から絵具を垂らすという全身を使ったアクションで制作しました。

ファッション業界でもペンキを飛ばしたような模様の「スプラッシュペイント」デザインの服やスニーカーが人気になることがあり、ドリッピング的な表現が取り入れられています。絵具の飛沫が生む躍動感は、モダンアートならではの自由なエネルギーを感じさせる表現です。

スクラッチ

スクラッチ(ひっかき)技法とは、下地に塗った絵具の上に別の色を重ね塗りし、乾かないうちに表面を尖ったもので引っかいて下の色を露出させて描く方法です。

通常の描画が「足し算」だとすれば、スクラッチは削り取る「引き算」で模様や線を表現する点が特徴。鋭いエッジの効いた線や独特の質感が得られるため、20世紀の抽象画家たちもキャンバスにナイフで傷をつけるようにして躍動的な線描を行いました。

日常例として最も身近なのは「スクラッチくじ」。銀色の被膜をコインで削ると下から絵柄が出てくるあの宝くじは、スクラッチ技法の原理と同じです。

デカルコマニー

デカルコマニーとはフランス語で「転写」を意味し、紙やガラス板に塗った絵具が乾かないうちに別の紙を押し当てて模様を写し取る絵画技法です。

シュルレアリスムの画家オスカー・ドミンゲスが考案し、偶然できる模様を幻想的なイメージに発展させるのに用いました。

やり方はシンプルで、一枚の紙に絵具を垂らしてもう一枚の紙と挟み込み、少し圧力をかけてからゆっくり剥がすと、左右対称のインク模様が現れます。この偶然生まれるシミのような形に見立ててイメージを膨らませることで、思いがけない抽象模様や風景の表現が楽しめますね。

モダンアートに関するよくある質問

Q1.モダンアートとポストモダンアートの違いは?

ポストモダンアートとは文字通り「モダンアートの次に登場した芸術」のこと。1960年代以降、モダンアートの枠組みを超えようとする動きの中で生まれました。

モダンアートが「内面表現」や「造形美」を重視したのに対し、ポストモダンアートは価値観の多様性や、社会への批評性を重視します。

ひと言でまとめると、

  • モダンアート=表現を模索する時代
  • ポストモダンアート=表現を“批評”する時代

とも捉えられますね。

Q2.モダンアートが展示されている美術館は?

日本国内にも近代美術(モダンアート)の名品を所蔵する美術館が多数あります。代表的な美術館をいくつか紹介します。

東京国立近代美術館(東京・竹橋)

19世紀末から現代までの日本の美術作品を網羅する国内最大級の近代美術コレクションを誇る美術館です。

横山大観「夜桜》や岸田劉生「麗子像》など重要文化財級の近代日本絵画を含む約14,000点の所蔵品があり、四季折々にテーマを変えた所蔵品展「MOMATコレクション」で名作を鑑賞できます

京都国立近代美術館(京都・岡崎)

平安神宮横の岡崎公園内にある近代美術館で、東京近代美術館の姉妹館にあたります。京都をはじめ西日本ゆかりの美術家の作品や、日本画・洋画だけでなく陶芸・染織など工芸分野も含め幅広いジャンルの近代美術を収蔵しています。

大原美術館(岡山・倉敷)

1930年に実業家・大原孫三郎によって開館した、日本で最初の西洋近代美術中心の美術館です。

フランス留学中の画家・児島虎次郎の協力でモネの「睡蓮》やゴーギャンの「かぐわしき大地》など当時入手困難だった欧米の近代絵画を収集し、本館に西洋名画、分館に梅原龍三郎など日本近代洋画、さらに工芸館・東洋館まで備えた総合美術館となっています。

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